少なくとも本質部分に着目した場合はこう言える。

問題の本質が見えてきたでしょうか? 「Nさんは顧客企業が求める “やる気”には程遠い」というふうに見えていました。しかし、その事実は「顧客企業の求めるやる気(責任)を要求されるほどもらっていない」という事実へと変わっていきます。

エンジニアのやる気は報酬だけじゃ維持できない (1/3) - ITmedia エンタープライズ

とはいえ、記事を読んだ直後の直感的な感想なので、きちんと検証しないとだめかな。

とりあえず箇条書きでメモ。


中間会社について。

  • 中間会社が提供している価値(リスクテイク分)に対し、20〜30%というのは妥当な価格か?
    • 価格とは経費を積み上げて決めるものではなく、提供する価値に基づいて決めるべきもの。(そしてその結果、価格<経費+利益、ならそもそもそのビジネスには手をだすべきではないと思われる)
      • 元々中間会社はビジネスモデルを転換する必要があるのではないか?という疑問。

1次ベンダーについて。

  • なぜ1次ベンダーは中間会社を使わねばならないのか?
    • 人がいない
    • 人がいても直接契約できない(?)
      • 上場企業は信用問題上、個人や小さな開発会社とは契約できない?
  • 1次ベンダーが中間会社に支払っているコストは妥当か?
    • そもそも中間会社が提供している価値は何か?
      • 万が一の時の「交代要員」提供。
      • 人を上位ベンダーに代わって探している、上位ベンダーに代わってキープしている。
    • 1次ベンダーが中間会社に支払うコストで他に何を行うことができるか?(もっと効果的な使い道はないか)
      • 例えば、JOB BOARDサイトを1次ベンダー自身が立ち上げるとか。

余談

ちなみに中間会社を使わず自力でリスクテイクしている一次ベンダー(?)の例。

http://www.symbolic-technology.co.jp/experience/index.html

http://www.symbolic-technology.co.jp/recruit/career.html#salarylist (一番下の年収一覧表)

後は報酬に見合った価値をエンジニアがしっかり提供できれば、お客もハッピー、ベンダーもハッピー、エンジニアもハッピー、……かな?(何か見落としありそうだ)